【実際の大学院入試の面接内容!】こんな質問をされました (内部受験)

Grad school entrance exam

大学院入試では多くの場合、筆記試験だけでなく面接も行われます。

(大学によっては、面接ではなく口頭試問といったりもします。)

筆記試験と面接のどちらにも言えることですが、ネット上にあまり情報がありません。

そこでこの記事では、実際の大学院入試で内部生に対してどのような面接が行われているのか、再現を交えて解説します。

また、どのような対策をすれば良いかも紹介します。

外部受験の際の面接に関しては別の記事にまとめていますのでそちらを参考にしてください。

内部受験の面接はこんな感じ

どこの大学でもそうだと思いますが、内部受験の場合は外部受験に比べて易しくなる傾向があります。

当時僕は、卒業研究で在籍していた研究室を第一志望にし、第二志望以降は書きませんでした。

というのも、早稲田大学では内部生が修士課程に進学するときに卒業研究で在籍していた研究室とは別の研究室に移ることは難しかったからです。

面接の内容ですが、早稲田大学の先進理工学部では筆記試験当日に「翌日の面接でこの内容について5分ほどで発表してください。」というお題が与えられます。

基本的にパワポで発表するのですが、僕の研究室の先輩が過去のお題と発表内容についてデータを残してくれていたおかげで、すぐに準備ができました。

〜では、実際の面接の様子をzoomの面接室に入ったところから再現します。〜

面接室には第一志望の研究室の先生も合わせて3人の先生がいました。

司会進行は第一志望の先生でした。

第一希望の件強雨室の先生
第一希望の件強雨室の先生

受験番号と氏名をお願いします。

Tomo
Tomo

◯◯番 △△です。

第一希望の件強雨室の先生
第一希望の件強雨室の先生

では、与えられたお題に関しての発表を行ってください。

ここで、用意していたパワポで発表を行いました。

5分ほどの発表の後、先生が質問を始めました。

第一希望の件強雨室の先生
第一希望の件強雨室の先生

発表の中で、アバランシェフォトダイオードが出てきましたが、仕組みを簡単に説明してください。

これは専門的な質問ですが、研究室のテーマと関わる内容だったので、決して難しい内容ではありませんでした。

Tomo
Tomo

かくかくしかじか…

発表に関する質問はこれで終わりでした。

同じ研究室の先輩から、「先生は簡単な質問しかしてこないから。」と聞かされていましたが、その通りでした。

第一希望の件強雨室の先生
第一希望の件強雨室の先生

次に、志望動機を聞かせてください。

ここはオーソドックスな回答をしました。

Tomo
Tomo

はい。現在行っている卒業研究だけではまだまだ未熟なため、修士課程でさらに知識や経験を積んで成長したいと考えたからです。

第一希望の件強雨室の先生
第一希望の件強雨室の先生

なるほど。

もし差し支えなければ、他大学の受験状況を教えてもらえますか?

この質問はほぼ確実に聞かれるみたいですね。

Tomo
Tomo

(他大学の受験状況の説明)

もし志望順位を聞かれるようなことがあれば、必要に応じて「ここが第一志望です。」というような社交辞令で答えると無難です。

第一希望の件強雨室の先生
第一希望の件強雨室の先生

私が言うのもなんですが、もう少し沢山受けなくてもいいんですか?(笑)

Tomo
Tomo

はい、えっと、僕としましては・・・。

先生のある種自虐的な質問には、流石に返答に困りました。

僕が答える前に先生が再び話し始め、面接の締めくくりに入りました。

第一希望の件強雨室の先生
第一希望の件強雨室の先生

あ、そうか、君は関西出身だからそっちの大学のほうがいいのか。

他の先生方は何か聞きたいことはありますか?

・・・。

無いようでしたら面接は以上になります。

ありがとうございました。

退室してもらって構いません。

結局、他の2人の先生は一言も発することなく面接は終了しました。

Tomo
Tomo

ありがとうございました。

失礼します。

〜終わり〜

全体を通して、外部受験の時よりもさらに事務的な印象を受けました。

内部生なので当然と言えば当然ですが。

ただし、早稲田の同じ学科でも筆記試験のできは僕と同じくらいなのに面接でボコボコにされて落とされた友人もいるので、内部生だからといって面接でも絶対安心というわけでわありません。

また、これは面接だけでなく院入試全般に言えることですが、結局は色々と研究室の先生の方針や性格に依る部分がが大きいのが実情です。

内部受験の面接対策はこれでよし!

内部受験の面接対策として有効な手段を重要度の高い順に並べましたので、参考にしてください。

ちなみに、内部生は研究室の先輩にから入試に関してあれこれぶっちゃけた話を聞けることが多いです。

  • 志望先の研究室の先輩に面接に関する情報をもらう
  • 一般的に想定される質問に対しては答えを準備しておく
  • 研究計画書は志望先の研究室の先輩にアドバイスをもらう
  • 緊張するのは当たり前なので、その点に関しては諦める
  • 内部だからといって油断しすぎないこと

以下は、一般的な内部受験の面接において想定される質問を、確率の高い順に並べました。

  • 志望動機は何ですか?
  • 筆記試験の手応えは?
  • 他大学院の受験状況と、その志望順位は?
  • 研究計画書のこの部分はどういうことですか?
  • 学問に関連した趣味はありますか?
  • 現在行っている卒業研究はどんな内容ですか?(卒研とは異なる研究室の時のみ)
  • その他雑談

まとめ

  • 内部生は外部生よりも全体的に易しい面接になる傾向がある
  • 先輩が面接に関しても色々教えてくれることが多い
  • 聞かれる質問はそこまで難しくはない
  • 大体みんな失敗するし、そんなもん
  • 先生も、学部生に対してそこまでハイレベルな受け答えは期待していない模様
  • 内部だからといって過度に油断するのは良くない